スクウェア・エニックス バトル・トラックス Vol.1 |
ファミコン・スーファミRPG好き世代に直撃のバトル曲集CD。
ゲームの曲は遊びながら何度も、曲によっては何百回と聴くので自然に耳に残っているものですね。 楽しく遊んでいた懐かしい記憶がよみがえってきて、良いCDでした。 しかし、疾走感あふれるバトル曲を次々と聴いていくCDとしては 15曲目の「妖星乱舞(FF6)」は不要だったように思えます。 この曲だけでも17分もあり、間延びして感じてしまいました。 もちろん、実際のゲーム中やFF6オリジナルサントラを通して聴く分には 決戦に向けて非常に盛り上がる曲なのですが・・。オムニバスCDとしては残念でした。 FF6からは代わりに通常戦闘曲・中ボス戦を入れて、 他の主要5タイトルくらいからも各1曲ずつ追加して全31曲にすれば 同じ69分収録でもだいぶ印象が違ったはずです。 ボーナス曲の七英雄リミックスはなかなか良かったです。 ハードなアレンジを期待した人には合わないかと思いますが、 原曲とは大きく変わった静かなピアノメロディーのアンビエントにより バトル曲で熱くなった頭と身体を冷やしてくれます。 |
バハムートラグーン ― オリジナル・サウンドトラック |
ゲーム自体、スクウェアがSFCからPSへの移行期に出た分、あまり評価を受けてないみたいですが、とってもブラックジョークが効いていて、でも其れを気にさせないくらい綺麗な曲で、今でも好きなゲームの曲です。着メロにしても綺麗。「ヨヨと神竜」が凄く好きな曲です。 |
バハムート ラグーン公式ガイドブック (ファミ通) |
各キャラの移動能力、主要キャラの簡易情報(敵味方関係なし) ドラゴンの進化の方法から系譜、そして隠しドラゴンの情報 各マップの固定砲台の射程、BOSSの注意点からお勧め戦法 敵キャラの詳細な情報およびアイテムランク アイテムの能力からドラゴンに与えたときの効果など 袋とじには、アイテムのありかからなにまで、至れり尽くせりですよ |
バハムートラグーン ファンブック (ファミ通ファンブック) |
開発スタッフのインタビュー(質問形式)がとても笑えます。 また全シナリオを物語形式で紹介しており、一冊のガイドとしても楽しめます。 番外編の新聞形式の記事、また複数イラストレーターによるドラゴン画、どれも見甲斐読甲斐があり、お勧めです。 |
バハムートラグーン (ファミ通ゲーム文庫) |
一般的に漫画やゲームを小説化すると内容が薄くなったりファンにとって満足感が得られなかったり、作家の文章力の無さに撃沈することが多いですが、これは素晴らしい内容でした。
ゲーム上だけでは読めなかったキャラの心情や行動の意味を詳しく知れる上に読み応えが大いに有り、文章の表現が豊かで作家としての実力を感じました。 こちらではサウザーとパルパレオスが中心となり、ゲームストーリーに沿いながら彼らの行動が細かく描かれています。ラストのサウザーが空に消えるシーンでは思わず泣いてしまいました。 解放軍とはまた違う、帝国の雰囲気や思いを知れる良い本です。 絶版となっているので入手は難しいですが、見つけたらいくら出しても手に入れたい永久物だと思います。 また、一緒に「カーナ騎士団」も手に入れるとより一層楽しめると思います。 近頃にはない素晴らしい本でした。文句なしの星5つです。 |
バハムート ラグーン |
攻略の要となるドラゴンの育成、思わず聴き入るBGM、良くも悪くも「お約束」とはかけ離れた展開、いやに生々しい人間ドラマ……このタイトルを語るのに欠かせない要素はたくさんあると思います。
が、 私が個人的に感動したのはストーリーとは直接関係が無いかも知れない演出の部分。 とにかく芸の細かさに驚く作品だと思います。 例えば戦闘において、敵は倒せば画面から消滅します。これだけならどこにでもある演出ですが、その消滅の仕方が凄い。とどめを刺した属性によって消え方が変化し、炎であれば燃えながら、雷であればぶすぶすと焦げながら、人の形を失くし、崩れ去っていく。考え方によってはグロテスクかもしれませんが、その表現は美しく、また「死」というものに対して漠然とではあるがいちいち考えさせられる。 フィールドで森に火を放てば火事になり、水を凍らせれば渡れるようにもなり(凍った上に人がいる状態で氷を溶かせば人が溺れたりもしますし)、山や建物は地震や雷で崩壊する。戦略の一要素という意味でも面白いシステムですが、これも深読みすれば戦争による環境への被害を考えさせられて興味深い。 深いです。 惜しいのは、セリフやモノローグに細かな誤字や脱字が多いという点でしょうか。 本来なら熱く燃える筈のキャラクターの見せ場やシリアスな場面でも、そういう余計なところで脱力させられてしまいます。 気にしなければスルー出来ますし、そこが和むといえば、そうなのですが(笑)。 |